K2 初登頂の真実
「非情の山」として畏怖の念を持たれエベレストにも増して登頂が困難な、世界第二の高峰―。1954年、イタリアでは野心家のデジオ教授が密かに最強のアルピニスト・チームを集めていた。厳しいトレーニングで中には肉体的、精神的な限界にぶつかる者もいた。だが、皆前へ進みたい。登頂したいのだ。強靭な精神力と足腰を持つ青年ボナッティはその代表格だ。最終的には12人が選ばれる。男たちが地球を半周し命知らずの登攀を始め...
View Article馬々と人間たち
独身男コルベインは子持ちの未亡人ソルヴェーイグに惹かれ、彼女も彼に惹かれている。しかし、村中がこの恋の発展を興味津々で見守るなか、なんと、馬同士の愛が先を越してしまう。果たして、彼らの複雑化してしまった四角関係のゆくえは・・・・!?アイスランドの美しくも過酷な大自然を舞台に繰り広げられる、人間と馬との予測のつかないストーリー。交差する悲劇と喜劇。そしてその結末は・・・・。
View ArticleCO2
猛暑続く10月のある日、キャバナス湖周辺で大きな揺れが観測された事を受けて、地盤調査員のローレンは原因究明のため湖へと向かっていた。一方、休日を過ごそうと湖を訪れていたネイサンとジェニファーは、水面から謎のガスが吹き出すという異様な光景を目の当たりにしていた。不気味に湖から発せられた謎のガスは瞬く間に周囲に充満し、人々が倒れ込む中、ネイサンとジェニファーも窒息状態に陥ってしまい…。
View Article恋するトマト
45歳独身、農家の長男である正男(大地康雄)は国際結婚するべくフィリピンに渡るが、結婚詐欺に遭い生きる気力をなくす。現地で芸能スカウトとして働いていたある日、故郷の風景に似た農村で稲刈りをするクリスティナ(アリス・ディクソン)と出会う。彼らの収穫を手伝ううちに、正男は失った農業への情熱を取り戻していく。
View Articleデルス・ウザーラ
「デルス・ウザーラ」とは、シベリアの広大な原野と美しい大自然に生きた土着の案内人の名前である。1902年と1907年を主に数回にわたって、隊員を率いてこの未開の地を探検したウラジミール・クラウディエヴィッチ・アルセーニエフは、その手記の多くの部分を費やしてこのデルスの限りない不思議な人間的魅力を語っている。この探検記を黒沢明監督が映画化。デルスは、まさしく大自然が生んだ妖精ともいえる老人であり、人を...
View Articleグレート・プラネット
厳しい冬を越え、再び動き出した森。水と日光によって木の生命力は高まり、鳥たちは春の訪れを祝福しています。しなやかに木々を駆け抜けるアカシカの姿を追い、新しい命を生んだキツネ親子の子育てを見守り、昆虫たちの小さな世界を覗きながら、私達は彼らが見せる多彩な姿に驚き、学び、胸を打たれる。森とは一体何なのか?そこは多くの動植物の命が育まれる貴重な場所である。
View Article愛を積むひと
亡き妻から届いた手紙。それが、彼を新たな人生へと導いていく──。第二の人生を大自然に包まれた美しい土地で過ごそうと、北海道に移り住むことにした夫婦、篤史と良子は、かつて外国人が住んでいた家で暮らし始める。良子は篤史に家を囲む石塀作りを頼んだが、以前から患っていた心臓の病を悪化させて、この世を去ってしまう。悲しみにくれる篤史のもとに、ある日、良子から手紙が届いた。驚く篤史。そして、次々と見つかる手紙に...
View Articleビリーじいさんのミラクル救出大作戦
スコットランドのハイランドと呼ばれる町に相棒のヤギ・ゴードンと一緒に住むビリーじいさん。ある日、孫のジェイクを学校へ送る途中一匹のウサギに呼び止められる。ウサギ達の間で開催されているピルニーポッド・ダウンヒル大会で事故が起き、ウサギのデイブとビーバーのベッシー・ブーが川に流されてしまったのだ。ビリーじいさんはハイランドに住む皆と力を合わせて二匹を救出に向かうが、その頃町にはビーバーの撲滅を目論む男が...
View Articleホワイト・プラネット
「ディープ・ブルー」「皇帝ペンギン」に続く、ネイチャー・ドキュメンタリー決定版。今、この目でみる“北極”の光景は数十年後、なくなっているかもしれない地球上のもうひとつの惑星“北極” 消滅の危機に瀕した氷の王国を舞台に動物たちの命をかけたドラマが、幕を開ける!
View Article終わりなき叫び
アダムはかつて水泳のチャンピオンに輝いた60歳代の男で、高級ホテルでプールの監視員をしている。しかし、ホテルは新しく中国系のオーナーに代わり、彼は自分の仕事を息子のアブデルに譲るように強要される。一方、チャドは内戦の混乱の最中であり、反乱軍が政府軍を攻撃している。地域の区長は度々アダムに、忠誠をみせるために戦争に志願するように強要する。アダムに金はなく、いるのは息子のみだったが・・・。
View Articleアンナプルナ南壁 7400mの男たち
世界で最も危険な山と知られ、登山者の5人に2人が命をおとしているアンナプルナ南壁。2008年5月スペインのベテラン登山家イナキは、頂上に向かう途上で高山病に襲われる危機的な状況に陥り、同行者のホリアがSOSを発した。その報を受けた世界10カ国12人の登山家たちは、自らの死をも覚悟する危険な場所へ救出活動に出向いた。それから数年後、カメラは、この救出活動に参加した12人を世界各国に訪ね、当時の貴重な映...
View Articleベル&セバスチャン
アルプスの麓の小さな村で暮らす孤児セバスチャンは、山で一匹の野犬と出会う。家畜や人を襲う”野獣”と誤解され村人たちから命を狙われるその犬をベルと名付け、懸命に守るセバスチャン。そして孤独なもの同士、心を通わせていく。時を同じくして村には戦争が影を落とし始めていた。ナチスの捜索の手が伸びるなか、ユダヤ人一家を救うため、ベルとセバスチャンは道案内人として危険な冬のアルプス越えに命がけで挑む――。
View Articleクライムダウン
スコットランド高地に入山した5人の登山者。登山2日目、メンバーの1人が地面から突き出た換気パイプを見つけ、そこから人の叫び声を聞く。5人が地面を掘り返すと、地面に埋められた箱の中から怯える1人の少女が・・・誘拐されたセルビアの少女だった。そしてその子を保護した5人に、次々と殺人の魔の手が忍び寄る・・・。
View Article夏をゆく人々
光と緑あふれるイタリア中部・トスカーナ州周辺の人里離れた土地で、昔ながらの方法で養蜂を営む一家の物語。ジェルソミーナは4人姉妹の長女で、自然との共存をめざす父ヴォルフガングの独自の教育と寵愛を受け、今や父よりもミツバチに精通している。家族は自然のリズムのなかで生活を営んできたが、夏、村にテレビ番組「ふしぎの国」のクルーが訪れ、一家がひとりの少年を預かった頃から、日々にさざなみが立ち始める―
View Article僕たちの家に帰ろう
父母を探すためラクダにまたがり、干上がってしまった河の跡を道しるべに、ひたすら荒野をたどって行く―両親が放牧する土地を求め、より奥地の草原に移住しているため、兄のバーテルは祖父のもとで暮らし、弟アディカーは学校の寮に住んでいる。兄は弟が母親の愛情を独り占めしていると思い込み、弟は兄ばかりが目をかけられていると感じ、互いに嫉妬し合っている。夏休みが来ても父が迎えに来なかったことから、アディカーは拗ねる...
View Articleセバスチャン・サルガド 地球へのラブレター
8年の歳月をかけた最後のプロジェクト「GENESIS」。サルガドのレンズが見つめるのは、かけがえのない地球の姿。これまでサルガドは常に人間と向き合い、死、破壊、腐敗といった根源的なテーマを扱ってきた。だが、ルワンダ内戦のあまりにも悲惨な光景を前に深く傷つき、心を病んでしまう。故郷に戻ったサルガドを待っていたのは、まるで彼の心を写したかのように荒れ果てた大地だった…。長年連れ添い、いくつものプロジェク...
View Articleとうもろこしの島
ジョージア(グルジア)と、ジョージアからの独立を主張するアブハジアは、1992年以降、激しい戦争状態にあった。両者の間にはエングリ川が悠々と流れている。この川は春の雪解けとともにコーカサス山脈から肥沃な土を運び、中洲をつくる。両岸で兵士がにらみ合い、銃弾が飛び交う中、アブハジア人の老人と孫娘は、昔からの風習のとおり、今年も中洲の小島に小舟で渡り、小屋を建てて、土を耕し、とうもろこしの種をまき、苗を育...
View Article村の写真集
寡黙で不器用な、懐かしい父親。とある山間にある村・花谷村。美しいその村が、ダムに沈もうとしている。避けられない運命に対し、村役場は、村のすべての家族を写真におさめることで、花谷村の美しさを永遠に残すことを考える。依頼を受けたのは、村の写真屋、高橋研一と東京で写真家を目指す息子の孝。なぜ父は決して親密ではない息子を、助手に指名したのか。一軒一軒、険しい山道を歩き、写真を撮り続ける2人。頑ななまでの父の...
View Articleあらうんど四万十 カールニカーラン
高校時代、所属する陸上部駅伝競技の主要メンバーだった晃、タケシ、ヤス、シュンの仲良し4人組は、常にまわりから一目置かれる存在だった。しかし、卒業後は努力を怠り、パッとしない日々。気が付けば40歳が目前に迫ってきていた。役者として成功する夢を諦め帰郷した晃を迎え、行きつけの居酒屋で、かつてのように語らう4人。あらためて思い返すと、駅伝以外に何かをやり遂げた経験がない。いつしか人生全般、逃げ癖がついてい...
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